一般向けの医学書kanroは、一般向けの医学本が、結構好きです。なぜなら、わかりやすいし、実務的だから。 専門医学書は、kanroにとっては、少々むつかしすぎるのです。 なので、このページは、これからも充実していくと思われます(多分)。 1. 人間ドッグの検査値がわかる本(山澤郁宏) ★★★ 検査の入門書です。一般向けの中でもかなり「おきらく」に読めます。 2. 心臓屋が書いた心臓病のはなし(山澤郁宏) ★★★★★ 2004/9/3 この本は、いろいろな種類の心臓病をとりあげて、それについて、症例を挙げて説明している本なのですが、その症例の説明がとってもよいです。 「聴診器を当てたところ、右下に**の雑音が聞こえたので、**で鼻以下と考え…次に、心電図をとったところ、典型的な**を示していた…」という感じで、臨床医の思考過程をそのまんま記述しています。 臨床医が自分の思考過程を日記のような感じで忠実に書いた一般人むけ(あるいはもう少し専門より)の本を今までず~っと探していたのですが、これは、結構あてはまりました。こういった類の本で、「腎臓」版とか「肺」版とかをこれからも探していきたいと思います。 3. 内科の常識早わかりQ&A(聖路加国際病院健康講座) 4. 腎臓病がわかる本(大井洋之) ★★★★ 2004/9/5 専門書はもちろんのこと、一般向けの医学書といえども、まあある意味無味乾燥なことには変わりない。本を読んでも多くが通り一遍等の記述に終始していて、あまり著者の「こころ」は伝わってこないのが普通だと思う。 ところが、この本は、筆者のこころもよく伝わってくる。その意味では良書だと思う。腎臓に関する知識もすんなり頭に入ってきてgood. 5. 病院の検査の意外な「落とし穴」がわかる本(奈良信雄)★★★★★2004/9/5 この奈良信雄という人は、いろんな本を出していて、有名な人です。 『内科診断学』だったか、確かそういう大著も書かれていて、ぱらぱらめくってみたのですが、とても読みやすそうでした。 この本は、病院の検査は、絶対な指針となるものではなく、いろいろな理由で間違った結果が出てくるのだ、ということをいろんな具体例をあげて説明しています。検査数値に疎い人も、この本を読むことで理解が深まるかもしれません。 文章がとっても小気味よく、すいすい読めてしまいます。 6. 誤診 ~なぜ起きる、どう防ぐ~(大鐘稔彦) ★★★★★ 2004/9/18 文章に臨場感が感じられます。読んでいると実際の臨床場面が自然に頭の中に浮かび上がってくるような感じ。誤診となった経緯などについて、豊富な事例を挙げて、いかにも外科らしくザックリとそしてズバッと解説しています。 ブルーバックスの200ページくらいの本ですが、1日で読んでしまいました。 おすすめ。 7. 名医があかす「病気のたどり方事典」(奈良信雄) 8. 水・電解質と酸塩基平衡(黒川清) 9. 薬の効き方・飲み方・使い方(越前宏俊) クスリに関しての基本的なところを説明している本。「クスリてな~んにもわかんない」という方(それってまさしく今の僕の状態です)にオススメ。但し、具体的な薬剤の説明はほとんどなく、あくまでクスリが体の中でどのように作用していくかといった説明が中心なので、あしからず。 10. 救命センターからの手紙 ジャンル別一覧
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